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「愛をめぐる物語」

近代文学館 夏の文学教室「愛をめぐる物語」の最終日。最初に「文学館の住人たち」と題して井上ひさしさんの講演。その後に「文学館への期待」と題して瀬戸内寂聴さんの講演。井上さんについては、実は偏見バリバリなので(暴力のことで)、「顔も見たくない…

『修羅の棲む家』 西舘好子

出だし結構ショックで、むかしケーサツに逃げてったことを思い出したりしたけど、中盤、醜い感情を交ぜながら、割合に落ち着いた書き方だった。暴力をふるう男には、怒りを感じる。それに耐え続ける女も、私には理解することができない。憎しみ合う夫婦のこ…

井上ひさし、再見!

一昨日に引き続いて再び、井上ひさしさんの講演会。行徳文化ホールで6月16日‐18日に芝居「父と暮せば」を上演することになっていて、それに先立っての講演会。「今日は自分の考えは話さず、事実だけをお伝えします」と真面目な調子で講演を始めた。原爆投下…

「父と暮せば」を語る

新宿紀伊国屋ホールにて、「父と暮せば」原作者井上ひさしさんと、映画監督黒木和雄さんの講演会に行く。演題は、「戯曲・映画 『父と暮せば』 戦後60年 後世に伝えたいもの」。映画「父と暮せば」のDVD発売記念イベントなので、DVDを購入予約しなければ参加…

「円生と志ん生」

久しぶりのこまつ座の芝居。楽しさは比べようがないけれど、これまで観た10公演以上のこまつ座の芝居のうち、これは特に心に残る作品になった。作品の舞台は昭和20年の大連。8月22日、ソ連軍が大連を封鎖し、三遊亭円生と古今亭志ん生が、大連に閉じ込められ…

チェーホフ没後百年記念講演会

ロシアの作家、チェーホフ没後百年を記念して、本日より10月16日まで日本近代文学館にて展示がある。開会を記念して行われた講演会を聞きに近代文学館へ行く。講演者は、落語家の三遊亭圓窓さん、作家の井上ひさしさん、チェーホフ博物館の館長ユーリー・ブ…

「父と暮せば」

本日より公開の「父と暮せば」の映画を観に岩波ホールへ行く。初日の舞台挨拶があり、原作者の井上ひさし氏、黒木和雄監督、主演の宮沢りえさん、原田芳雄さん、岩波ホールの高野悦子支配人を見ることができた。宮沢りえさんは、細くてとてもきれいだった。…