無言館

東京ステーションギャラリーにて開催されている無言館 遺された絵画展へ行く。何年か前に「サライ」で「無言館」のことが紹介されていて、いつか行きたいと思っていた。だから東京に来ると知った時は嬉しかった。

無言館」は、戦争中に東京美術学校(現東京芸大)、武蔵野美大多摩美大にわかれる前の帝国美術学校などに在籍し、卒業後もしくは学業半ばで戦地に駆り出されて戦死した30余名の遺作や遺品あわせて約300点を展示した私設美術館。

彼らの生の表現であった絵画には、素晴らしい作品が沢山あった。哀しくて泣き、画に慰められ、書き残した言葉に慰められ、また泣いた。そして、いいかげんな観かたでは駄目だと思った。もっとよく見て、もっとよく考えなければと思った。

図録と窪島誠一郎著 『無言館への旅』を購入。 窪島誠一郎氏は「無言館」の館長で、館の設立のために奔走されたかた。