takamura

智恵子情報

『智恵子抄』に描かれた、高村光太郎の妻、智恵子は、精神病を発病した後、彼女の母親と妹と共に千葉の九十九里に暮らしていた。「風にのる智恵子」「千鳥と遊ぶ智恵子」は、後年、高村光太郎が当時の彼女を詠った詩だ。光太郎が東京から毎週通ったというそ…

光太郎・智恵子フォーラム

地域誌「谷根千」にて、智恵子抄のオペラが上演されることを知り、それに併せて北川太一先生の講演があると書いてあったので、出かける予定でいた。オペラの開演は16時半。北川先生の講演はその後だろうと思い込んでいて、昼頃になり、会場の地図をネットで…

ぎょうけい館

高村光太郎が、結婚(同居)前の智恵子と滞在した旅館、ぎょうけい館へ。千葉駅から総武本線で銚子まで行き、銚子電鉄に乗り換え犬吠駅まで。銚子電鉄はマニアが好みそうな一両編成。民家のすぐ裏を通るので、老人が悠々と線路を横切り、急ブレーキをかけた…

智恵子記念館

高村光太郎の妻、智恵子の生家と記念館へ行く。数年前にも行ったが、記念館裏の「智恵子の杜公園」に行く時間がなかったので、今回はそちらにも立ち寄る予定。この公園は、光太郎を伴って帰省した智恵子が、二人で散歩した道をなぞって造られている。智恵子…

れもん

下北沢スズナリ劇場へ「れもん」を観にいく。柄本明さんと石田えりさんの二人芝居。智恵子の強さ、狂気、重さ、暗さを期待して観ると、外すかもしれない。ジョークを交えて時に軽く、明るく元気な智恵子に仕上がっている。福島弁もなく、スカッと東京弁。個…

高村光太郎展

今回の展示は、ふくやま美術館とふくやま文学館で開催されている。美術館の展示物は、今年の7〜8月に新宿で開催された「高村光太郎展」とほとんど同じだが、文学館の展示物は、初めて観るものばかりだった。美術館には、光太郎の彫刻や絵画や書、智恵子の紙…

「伯父 高村光太郎を語る」 高村規氏講演会

朝早く東京を出て、新幹線で福山まで行く。岡山より先へ新幹線で行くのは初めて。福山駅で降りて、福山城の方向へ歩いて5分位と聞いていた通りに歩き、福山美術館へ到着。12時半の開場時刻まで一時間ほどある。講演は良い席で聞きたかったから、まだ誰もいな…

 『智恵子飛ぶ』 津村節子

高村光太郎の妻、智恵子の伝記小説。結構長編で、のろのろ読んでいたら読み終えるのに一週間近くかかった。これまで智恵子の印象と言えば、おとなしくておっとりしている、純粋、一途というもの。そして以前、結婚制度について彼女が書いたものを読んだ時に…

乱歩゜へ

池袋で乱歩展を見た後、そこで配られていたいくつかのパンフレットと、購入した絵葉書セット、それから乱歩が通っていた「三原堂」という菓子店で販売している「乱歩の蔵」という名の焼き菓子を持って、久しぶりに千駄木の喫茶店「乱歩゜」へ行った。風紋に…

高村光太郎展

新宿の東郷青児美術館へ「高村光太郎展」を観にいく。高村光太郎の作品は、どこかの美術館で単品で観たことはあっても、まとめて観るのは初めてだったと思う。高村光太郎の学生時代の日本画や彫刻だけでなく、妻である智恵子の紙絵、父親である高村光雲の作…

 『小説 智恵子抄』 佐藤春夫

高村光太郎著『智恵子抄』をもとにして書かれた小説。詳細は分からないが、佐藤春夫と高村光太郎は交友関係があったらしい。本書の巻頭に、高村光太郎が描いた「若き日の佐藤春夫」という題名の油絵が挿画されている。『智恵子抄』を最初に読んだのはいつだ…